子供のためのご飯を作ろう
普段の食事や年間のイベントなど、子育てをしているといろんな料理をすることが増えますよね。
特に誕生日やクリスマスなど、わかりやすいイベントの時には、それこそ腕をふるって、料理をする人もいらっしゃるでしょう。
でも、大人が好むものと子供が好むものは、けっこう違うことがあります。
普段の料理にしても、例えば辛口が大好きな私からしたら味付けに困ることがあります。
毎日は無理でも、イベント時やちょっと時間があるときに子供が喜ぶ料理を作ってみませんか?
今回はそういうお話をしていきたいと思います。
普段からできること
さて、子供が喜ぶ料理って何でしょう?
ハンバーグ、オムライス、スパゲッティ、唐揚げ…。こうやって考えると、たくさん思い浮かびます。
けれど毎日そういうものを用意するわけにもいきません。焼き魚、煮物、サラダなど、栄養バランスも考えなくてはいけません。
そういった子供受けしないものを、どうやって子供に食べてもらうのか、そのあたりが思案のしどころなんですが。
ほんとうのところを申し上げると自分で工夫する知識も技術もセンスも持ち合わせておりませんので…、
私はインターネットで検索して調べています!(笑)
世の中、便利になりましたよね…。
そしてたくさんのお料理上手な方が、たくさんレシピを公開してくれているのです!
例えば子供の嫌いな食材。自分が食べているからと、いつものように食卓に出しても、食べてくれないこと、ありますよね?
そんな時その食材を使った子供受けするレシピを調べ、実際に作ってみて食べさせると、
『これなら食べられるかも…』
と言ってくれることがあります。
もちろん、子供にヒットしない時もありますが。それに魚系、特に焼き魚や煮魚なんかは、どうやっても同じような味付けになってしまい、
私も子供の頃は魚が食卓に並ぶと、ガッカリしていた記憶があります。そして今も我が家の食卓には魚の登場が少ないです。
ただうちの子、焼き魚大好きなんですよね…。
そんなに頻繁にしないのにどうしてだろう…
と思っていました。そこに大事なヒントが隠されていたのです。
焼塩さばを食べながら娘に聞いてみました。すると、
『保育園で食べておいしかった!』
と言うのです。そこで私はハッとしました。子供が通っていた保育園では、食に対するこだわりがある保育園でした。
給食も和食中心。
煮干しから出汁を取り、その出汁をとったあとの煮干しも、味付けして食べる。たくあんを作るのに、冬場になると大根が干されている。
園庭の端には畑があり、クラスごと、季節ごとに何かしら育てていました。
食材にもこだわっていたり、保護者を対象に科学調味料の講習会や、園が発刊するレシピ本などもありました。
そういう園で赤ちゃんの頃から育ってきていたので、魚に抵抗がなかったのだと思いました。
子供がまだ小さな頃は、味付けを濃くせず、出汁の味で育てると良い…と聞きますが、うちの子は私が意図せずとも、そういう風に育ってきていたのです。
子供が小さいころは、朝晩何を食べさせたのか、連絡帳に記入していたのですが、そういう園だったからこそ、私も気を使っていました。(出来合い物は極力与えないように…とか。)
ところが子供が大きくなるにつれ、連絡帳の食事の記入をしなくてもよくなると、市販のおやつや外食、スーパーの出来合い物などを食べさせるようになったのです…。
その頃から徐々に、好き嫌いが出てきました。今ならわかります、子供の頃の食事って、本当に大事なんだな…と。
かろうじて今でも魚が好きなのは好みなんでしょうけど、もっと工夫をしていれば、いつでも子供の喜ぶ食事を出せたのでは…と後悔しています。
話が飛んでしまいましたが、子供の喜ぶ料理とは、子供受けするレシピというだけでなく、子供の味覚を育てながら考えるレシピ!という大きな意味合いも含めて言えるのではないかと思います。
もしまだお子さんが小さい方は、面倒かもしれませんがそういうことも意識して料理をしてみて下さいね。
イベントの時にできること
普段は子供が喜ぶ料理を考えなくても、せめてイベントの時には喜ばせたいですよね。
誕生日、クリスマス、お雛祭り、子どもの日…などなどイベント時の料理は割と定番が決まっているので、案外作りやすいと思います。
私がやっているのは、例えばひな祭りに、普通のちらし寿司ではなく、寿司ケーキといわれるものを作ったりします。
また誕生日の時は子供にとっては一番特別な日でもあるので、それこそ子供のリクエストに全部応えてあげます。
クリスマスは言わずもがな、ローストチキンやフライドチキンなど、大人の私もウキウキする料理を用意します
そしてこれはイベントと言っていいのかわかりませんが、子供からしたら特別感のあるもの。
それはお弁当です。
保育園や幼稚園、小学校などでは、給食が出ると思います。なので遠足へ行くときや家族で遊びに行くとき、お弁当を作ると子供はすごく喜びませんか?
ちなみにうちの子が通っていた保育園は、冷凍食品やチルドのものをお弁当には使ってはいけない…
カップやバラン、ピックなど、ごみになるものは入れない…
というルールがありました。なので年に二回の遠足の時には、試行錯誤したものです。
お弁当のレパートリーなんて知らないし、それこそインターネットで調べて、見栄えも良さげ、作るのも簡単、というものを作りました。
お弁当の一品でさえ子供の喜びそうなレシピがネット上には溢れていますので、お弁当のおかずに困っている方は、ぜひ検索してみてください。
私が保育園の先生に褒められたのは、
ピーマンを器にして中にツナサラダを入れたり、
ハムをカップ代わりに使ったりしたものでした。
簡単にできるし、ごみも出ないので、これもぜひ試してみてくださいね。
お弁当なので子どもも喜んで食べてくれますよ。
まとめ
さていかがだったでしょうか。子どもの喜ぶ料理といっても、単純なものばかりではないことが伝わりましたでしょうか。
そして手の込んだものから簡単なものまで、たくさんのレシピが存在します。まずは自分ができそうなものから挑戦してみてもいいですね。
何より見た目も味も、子供にとってうれしい料理とは、やはり親が作った料理であるということが大前提としてあるものだと私は思います。
そしてその料理を見て、食べて、最後に最高の笑顔で
『美味しかった』
と言ってもらえることは、とっても嬉しいものです。皆さんの料理で、子供さんを笑顔にしてあげて下さい。
最期までおつきあいくださり、ありがとうございました。