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「もう7時だよ!」「早く起きて!」。朝の寝室で、何度も声をかける。子どもは布団にくるまったまま「さむい……」「あと5分……」。気づけば家を出る時間が迫り、朝から親も子もイライラ——。
秋が深まり、朝晩の冷えこみが強くなってくると、子どもが朝なかなか起きられないという悩みが増えてきます。夏はすっと起きていたのに、急に寝起きが悪くなった、という家庭も多いのではないでしょうか。
この記事では、寒い季節に子どもが起きにくくなる理由と、「早く起きなさい」を言わずにすむ冬の朝の工夫を紹介します。記事の後半では、朝の寝起きを本当に左右しているものについてもお話しします。
寒くなると子どもが起きられなくなる理由
- 部屋が寒くて布団から出たくない:布団の中と外の温度差が大きいほど、起き上がるのがつらくなります
- 朝が暗い:日の出が遅くなると、体が「まだ夜」と感じやすくなると言われています
- 夜ふかしになりがち:日が短くなると、夕方以降の過ごし方が変わり、寝る時間が遅くなることもあります
- 空気の乾燥:暖房で部屋が乾燥すると、のどの違和感などで眠りが浅くなることがあります
つまり、冬の寝起きの悪さは、子どもの「やる気」の問題ではなく、環境の変化による自然な反応であることが多いのです。
冬の朝を気持ちよく始める5つの工夫

1. 起きる時間の少し前に部屋を暖める
エアコンのタイマーを使って、起きる30分ほど前から部屋を暖めておくと、布団から出るハードルがぐっと下がります。寒い部屋で「起きて」と言われるより、暖かい部屋で目覚めるほうが、子どもの機嫌も違います。
2. カーテンを開けて光を入れる
朝の光には、体を目覚めさせる働きがあると言われています。起こす前にカーテンを開けて部屋を明るくするだけでも、目覚めがスムーズになることがあります。
3. 着替えを布団の近くで温めておく
冷たい服に着替えるのは、大人でもつらいものです。前の晩に着替えを暖かい部屋に置いておく、布団の中に入れておくなど、ちょっとした工夫で朝の着替えがラクになります。
4. 起きたあとの「楽しみ」をつくる
「起きたら好きなパンがあるよ」「朝ごはんのあとに少しだけ動画を見ようか」など、起きることが楽しみになる小さなきっかけをつくると、布団から出る気持ちが生まれます。
5. 声かけを「命令」から「実況」に変える
「早く起きなさい」の代わりに、「外は晴れてるよ」「お味噌汁のいいにおいがしてきたね」と、朝の様子を実況するような声かけをしてみましょう。命令されるより、自然と目が覚めていきます。
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寝室の環境を整えるポイント

室温と湿度の目安を知る
冬の寝室は、暖めすぎも寒すぎもよくありません。湿度は40〜60%程度がよく目安とされています。湿度計を置いて、部屋の状態を「見える化」しておくと安心です。
布団のかけすぎに注意
寒いからと布団をたくさんかけると、寝ている間に汗をかき、かえって体が冷えてしまうことがあります。子どもは大人より体温が高めなので、大人より1枚少ないくらいがちょうどいい場合もあります。
乾燥対策をする
暖房を使う季節は、部屋の空気が乾燥しがちです。加湿器を使う、洗濯物を部屋に干すなどで、乾燥を防ぎましょう。のどや鼻の乾燥がやわらぐと、眠りも深くなりやすいと言われています。
寝る前のスマホやテレビを控える
寝る直前まで画面を見ていると、寝つきが悪くなることがあります。寝る30分前には画面をオフにして、絵本や会話の時間にするのがおすすめです。
朝の準備をスムーズにする仕組み
- 前の晩に持ち物をそろえる:園や学校の準備は、夜のうちに玄関にまとめておく
- 朝のやることを絵カードにする:「起きる→トイレ→着替え→ごはん→歯みがき」を絵で貼っておくと、子どもが自分で動けるようになります
- 時計の目印をつける:「長い針が6になったら着替え」など、時間の目安を目で見てわかるようにする
朝は「起きる」だけでなく、そのあとの準備でもバタバタしがちです。朝にやることを夜のうちに減らしておくことが、親の心の余裕にもつながります。
こんなときはどうする?よくある悩み
Q. 起こすと泣いて不機嫌になります
A. 急に起こされると、子どもは気持ちの切り替えが難しいものです。起きる10分前に一度「そろそろ朝だよ」と声をかけ、少し時間をおいてから起こすと、ぐずりが減ることがあります。背中をさすったり、手を握ったりするスキンシップも効果的です。
Q. 休日は昼まで寝てしまいます
A. 休日に大きく寝坊すると、月曜日の朝がさらにつらくなります。休日も平日と1時間以内の差で起きるようにすると、生活リズムが崩れにくくなると言われています。
Q. 朝ごはんを食べてくれません
A. 起きてすぐは食欲がわかない子どももいます。スープや果物、小さなおにぎりなど、口に入れやすいものから始めてみましょう。温かい飲み物は体を内側から温めてくれるので、寒い朝にもぴったりです。
朝の寝起きを本当に左右しているのは「前の晩」
ここまで朝の工夫を紹介してきましたが、実は、朝の寝起きを一番左右しているのは、前の晩の過ごし方だと言われています。
夜ふかしをすれば、どんなに部屋を暖めても朝はつらいもの。反対に、夜ぐっすり眠れていれば、少し寒くても自然と目が覚めていきます。つまり、「朝、起きられない」という悩みの答えは、多くの場合夜の中にあるのです。
とはいえ、「早く寝なさい」と言っても、なかなか寝てくれないのが子どもです。だからこそ大切なのは、叱ることではなく、自然と眠くなる流れをつくってあげること。夕ごはん、お風呂、絵本、おやすみ。毎日同じ順番をくり返すことで、子どもの体は「そろそろ寝る時間だ」と覚えていきます。
朝の「起きなさい」を減らしたいなら、夜の「おやすみ」を少しだけ早くしてみる。遠回りのようで、それがいちばんの近道なのかもしれません。
寝室の空気を整えるアイテムを取り入れる
冬の寝室の乾燥が気になる場合は、加湿器を取り入れるのもひとつの方法です。子ども部屋に置くなら、お手入れのしやすさや、部屋の広さに合った能力を確認して選びましょう。
たとえば「cado(カドー)」は、加湿器や空気清浄機などを扱う家電ブランドです。インテリアになじむデザインの製品が多く、リビングや寝室に置きやすいのが特徴です。
製品の仕様や価格は、公式サイトで最新の情報を確認してくださいね。
まとめ:冬の朝は「環境」と「前の晩」で変わる
- 寒い季節の寝起きの悪さは、寒さ・暗さ・乾燥による自然な反応
- 起きる前に部屋を暖め、カーテンを開けて光を入れる
- 「起きなさい」より、朝の様子を実況する声かけを
- 寝室の湿度を整え、布団のかけすぎに注意する
- いちばん効くのは、前の晩に自然と眠くなる流れをつくること
冬の朝は、大人にとってもつらいものです。親自身も無理をせず、できる工夫からひとつずつ取り入れていきましょう。
明日の朝は、子どもを起こす前に、そっとカーテンを開けてみてください。「今日はいい天気だよ」。その一言から始まる朝は、きっといつもより少しやさしい朝になるはずです。

